南仏プロヴァンスの12か月
1989年に出版、ということはすでに20年近く前の初版。当時の私はプロヴァンスなんてしらなかったけど、本屋でしばしば目にした本書。
古本屋に並ぶようになって手にした。「プロヴァンス」「南仏」今でこ......
死をポケットに入れて (河出文庫)
やはり「町で一番の美女」が一番良い作品であることはまちがいない。
ただ、ブコウスキー好きを周りに言いたい人には受け無い作品かもしれません。
むしろ、あまり人には言いたくないがブコウスキーに関心があ......
トスカーナの休日
こんな生活とにかく憧れます!
映画とはちょっと内容が違うみたいだけど、私はとにかく小説の世界に夢中なのです。
荒れ放題の家を少しずつお城にしていくなんてもう最高。
実話だけにこの著者にかなり羨望の眼......
ジェイン・オースティンの手紙 (岩波文庫)
『高慢と偏見』『分別と多感』などの名作を生み出した
オースティン女史の“生声”集。
19世紀英国、中流階級の暮らしぶりや思考、
文化、人々の生き様が小説と同じように活き活きと
伝わってくる、貴......
ヴェネツィア―水の迷宮の夢
アナイス・二ン絶唱調 三島由紀夫の演説調は全然ありません 一旅行者として神話と歴史と現代のあいだで「魚になった気分」「自然は多数決を無視する」「目だけの機能」などの自然科学的分析によりヴェネツィアの......
幸せをさがす日記
残念ながら、オグマンディーノの作品は、まだ読んだことがありません。あらゆる批評家にオグマンディーノという人物はいかなる人なのか?と勝手に憶測されるよりも、自分のことを自分で説明した方がいいと友人に薦......
独り居の日記
同性の恋人と長く暮らしている私は、実際のところ「一人」ではないし、感覚としては結婚している状態に近いと思う。社会的にはいわゆる「独身女性」なんだが。非常に矛盾している。
そこで、メイ・サートン「独......
アナイス・ニンの日記 1931~34―ヘンリー・ミラーとパリで (ちくま文庫)
この本に出会ったとき 朝日新聞で百年の預言が連載中でした 高樹のぶ子が半年に一行も書けるか書けないかの豊潤 鮮烈 流麗な文章が何百ページも続くのに こんなに文章上手い人がいるのだと驚きました ストー......
孤独な旅人 (河出文庫)
短編集。多少、読みにくいものもあるが、ケルアックの経験をより直接に書いているために、「路上」よりもむしろ理解しやすいところがある。必ずしも路上ではなく、船に乗っていたり、鉄道で働いていたり、ヨーロッ......
中国鉄道大旅行
一作家の辛辣な目にとらえられた1980 年代中国の実像。貧困と混乱と活力に ごった返す中国をこれほど魅力的に遠慮 なく描き尽くした旅行記は他にない。...
プラハ 都市の肖像 (Writer & Cityシリーズ)
作家による都市ガイドシリーズの一冊。アイルランドの作家によるプラハ案内。もちろん観光ガイドではない。また、「カフカのプラハ」といった内容を期待すると裏切られる。確かに、ほんのわずかカフカにも言及があ......
チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)
終戦直後の英国の貧しさと,米国のその当時の本事情が,海を越えた古書売買を通して,伝わってきて,興味深い。そして何よりも本が好きであるという一点が,強い絆となって,かつ本だけではなく,人間的な深い繋が......
北極で暮らした日々―イヌイット美術を世界に紹介した男の回想
50年代にたまたま北極圏に渡ってしまい。そのまま十年くらい北極で暮らすことになった男性の手記。男性はアーティストなのだが、イヌイット族が作る不思議な彫刻に魅せられてしまうのだ。彫刻とアートの世界を通......
海とサルデーニャ―紀行・イタリアの島
本書最大の特色は翻訳が最高に上手いということに尽きる。ポール・オースターなんかをがんがん訳し飛ばしている、ナントカという東大文学部教授がいるが、あの手のどうしようもない下手糞な日本語ではなく、本書は......
マンハッタン少年日記 (河出文庫)
何を隠そう、私はいまニューヨークに住んでいる(いばって聞こえた?へへ、ごめんね)。「マンハッタン少年日記」のニューヨークは、とってもニューヨークでいて、いまのニューヨークとは、違う。不良になりたくて......
信じられない航海
安楽椅子の冒険家必読の本書に 格付け、レビューがひとつも無いなんて、まさに 信じられないような気がします。冒険の王道の記録です。冒険記が好きな人なら、何の予備知識も先入観も無しで読み始める方が、感動......
タチアーナの源氏日記―紫式部と過ごした歳月
十年以上の歳月をかけて源氏を原文からロシア語に翻訳したロシア女性の日記。全くの気まぐれで手に取ったのだが、美しい一冊だった。
このロシア女性は千年前の日本を訪れている、としか思えない。紫式部の綴った......
作家の日記〈1〉 (ちくま学芸文庫)
であるにも拘らず品切れとは……レビューでは、これらの文章はドストエフスキーが恰も「自分自身について語りたい」が故にこの文章群を書き続けたかのように語られていますが、実際の内容は、(レビューにもあるよ......
日本渡航記―フレガート「パルラダ」号より (岩波文庫)
日本と交易を行うためプチャーチン提督の乗った船にロシアの大衆作家ゴンチャロフが同乗した!! 見所は鎖国期の日本の様子。江戸に行くと、出島に行けと云われ船でやきもき。いざ、会談となると、ミカドも将軍......
作家の日記 (1) (岩波文庫)
著名なドストエフスキーの「日記」である。残念ながら現在は絶版となっているようである。 日記といいながら、半分以上を占めるのは露土戦争を中心とする時事的な話題であり、それはこの「日記」の半分以上が彼......
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
香港・マカオ編は、とにかく熱い!毎日が祭りのような香港の庶民街の熱気に、常に頭に
血が昇ってるぐらい白熱してる大小という博打。とにかく読み出したら、止められなくて
あっとゆうまに最後まで読んでしまっ......
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
香港を出発して、マレー半島を下ってシンガポール向かう第2巻です。
なんといっても娼婦の館での件が面白すぎました(笑)。なんか陽気で和気あいあいとしてる
雰囲気が伝わってきて思わずニンマリ。娼婦にた......
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
とにかく深いインド・ネパール編。第八章の「雨が私を眠らせる」は手紙という表現上も
あわせて本当に淡々と描かれているが、それがまたアンニュイな気持ちにさせて、じめじめ
した気候を想像すると自分がとけて......
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
このシルクロード編を読んでいると、文中でも使われてる蒼味を帯びた風がスーッと吹いてく
るようなそんな感じを受ける。最初の方の勢いというものが薄れていき、著者自身の内面描写
にスポットが当たる部分も多......
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
旅にも幼年期、青年期、壮年期、老年期とあり、この巻では壮年期にあたる部分を描いている
確かにエネルギッシュに前へ、前へというよりは、何か心の隙間を埋めるように、それを
求めて前へ進んでいる印象を受け......
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
スペインのマドリードで昼は市を、夜は居酒屋をうろつく中で沢木さんは段々、無の感情に
蝕まれていきます。そこで懊悩してる時に、思い出したのがタイで会った夫妻に言われたこの
言葉で、そこに答えを見つけよ......
遠い太鼓 (講談社文庫)
海外のことをこんな目線で
おもしろおかしく
捉えられるのがすごいと思います。
なおかつ、読んだあと旅に出たくなる一冊。人気作家、村上春樹の旅行記です。奥様と日本を離れ、ギリシア、イタリア滞在した3年......
見仏記 (角川文庫)
本能のみうらさんと理性のいとうさんの掛け合いが絶妙です。
写真・イラスト・キャプションも、爆笑につぐ爆笑。
ページが進むにつれ、永遠にこの本が読み終わらなければいいのにと思いました。
仏像が好き!こ......
富士日記〈上〉 (中公文庫)
出版するために書かれたものではないらしく、
日々、ただ淡々と家族の様子を綴っています。
何事もない平凡な日々の記録にこんなにも幸福を感じられることに驚きました。
毎日の献立や買い物メモなどが中心で、......
おくのそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
普通の解説書と違い、まず現代語、ついで原文と解説という構成になっており、分かりやすいと言えばわかり易いことがこの本の真骨頂です。 確かに理解しやすことはなにものにも代え難いのですが、「月日は百代の過......
摘録 断腸亭日乗〈上〉 (岩波文庫)
荷風38歳から死の前日、79歳まで書き続けた42年間の日記の抄録のうち、
昭和11年、58歳までを収めたもの。
旧仮名遣いの文語調、加えて矢鱈に漢語が出てくるので大変読みづらいが、
荷風自身の思想......
辺境・近境 (新潮文庫)
いくつかの章立てになっていて、日本国内から海外までいろんな地域をカバーした旅行記。とりわけ僕の心に残ったのは、「ノモンハンの鉄の墓場」。
「ついこの間」の戦争である「太平洋戦争」のきっかけとなっ......
富士日記〈中〉 (中公文庫)
上巻ではなんとなく硬く業務的だった感じも、この中巻では富士の生活に大分馴染んでいた様子でのびのびとした感じが窺え、読んでいる自分もこの日記に馴染んでいくというか益々武田百合子さん及び富士山麓で生活す......
野球の国 (光文社文庫)
筆者が地方球場で野球を観戦したことに関するエッセイ集です。
野球観戦だけではなく、その観戦旅行全般について書かれています。
ある意味、紀行文と捉えてもいいのではないかと思います。
沖縄のキャンプから......
摘録 断腸亭日乗〈下〉 (岩波文庫)
本書は断腸亭日乗から一部を選んで編んだものである。題名通り摘録かはわたくしには判断できない。本書を読み終えて興味を持った方は旧字旧仮名で書かれた日乗を読むことを勧める。岩波から6巻本も出ている。荷風......
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
旅の醍醐味を気負わずに、
淡々と語ってくれているという
旅情気分そそられまくりの一冊であった。
紀行ものというより、とりあえず感想・・・という感じが良い。
男性しか入れないギリシャの修道院の島、アト......
富士日記〈下〉 (中公文庫)
武田百合子さんの生き様には本当に心を打たれました。自分をしっかりと持ち、夫にもかいがいしく振舞う姿勢に敬意を感じました。特に、散発や髭剃りをする百合子さんの姿は夫への限りない愛情を感じずにはいられま......
見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)
ホモ疑惑に関してハラハラしている、いとうさん。
その様子が浮かんできます^^
2人の仏友関係が、本当に良い感じで、羨ましいですね。
お互いがよくわかってて、尊重し合いながら、大好きな’仏’を、
そ......
ハワイイ紀行 完全版 (新潮文庫)
ハワイのガイド本は幾つもあるようですが、この本は、1年かけても出かける前に読んで損の無いものでしょう。
私はこの本で、あの首に掛けてもらうレイと日本の節句の菖蒲が、その植物の生命力を身にまとうという......
泳いで帰れ
「延長戦に入りました」で、作者が柔道と剣道の経験者だということは、知っていた。実は、スポーツマンだったのか?
詳しいだけに、生中継を見ているかのようだった。特に柔道を観戦している部分を読んでいると......
両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)
寺山さんの本を他にまだ読んだことがなく、この本が初めてでした。
なので、下に書いておられる方もいらっしゃいますが、言葉一つ一つがいきなり出てくる印象で、理解できない言葉も多々ありました。
とはいえ、......
人間というもの PHP文庫 (PHP文庫)
『竜馬が行く』『坂の上の雲』などの膨大な作品群によって、人間とは何か、日本とは、日本人とは何かと問い続けた国民的作家司馬遼太郎。
本書は、「人間を考える」というテーマで、同氏の作品群の中から、選び......
何用あって月世界へ―山本夏彦名言集 (文春文庫)
この本の中には、一行読むだけで笑っちゃうような名言があるのですが
コラムでの折角の美しい日本語の文章が省かれているのは、少し勿体無い気がします。
「山本夏彦ってどんな人?」
と、著者に興味があ......
臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)
プラトン哲学も高等数学も、結局文章や数式以前に、人間の対話ありきで深めら
れてきた。現代の理系学生たちに、これだけ理想的な教師像は無かったのでは。
結局森「教授」が誕生することはなかった日本のアカデ......
寺山修司名言集―身捨つるほどの祖国はありや
映画を作ればこんなものは映画ではないと言われ、演劇を作ればこんなものは演劇ではないと言われたにもかかわらず世界的な賞を多く受賞した寺山修二の天才的なメタファー(隠喩表現)には現代でも私をしびれさせた......
臨機応答・変問自在〈2〉 (集英社新書)
前作より質問のレベルが上がっており、回答にもはぐらかしが少ないので楽しめますね。
しかし森博嗣氏の物の考え方は本当に個性的で、かつユニークです。どんな作家やエッセイストでも、大抵は似たような思想、発......
Dictionary【ディクショナリー】
何気に本屋さんでかわいい表紙に見せられ、めくるめくるうちにどっぷりと
その世界に入っていけました。
コトバひとつでこんなに前向きな自分とは違った視点で考えれる
そんな意味を頭の片隅においていると毎日......
夢で会いましょう (講談社文庫)
当時の売れっ子作家と(86年はまだノルウェーの森は出ていないということになります)「おいしい生活」の糸井重里の混ぜ合わせエッセイ。出版社の偉い人が思いつきそうな企画ですね。サーファー、シティ・ボー......
路に落ちてた月―ビートたけし童話集 (祥伝社黄金文庫)
文庫でこのサイズ、読みやすそうなのでふと手に取りましたが結構おもしろかったです。
1ページにひとつのエピソードでその集まりなのですが、作者ならではの鋭い?視点が新鮮でした、ときにシュールです。
映画......
なぜ生きるんだ。―自分を生きる言葉
つらいことが続いた。生きていくことがつらくなった。そんな中で学生時代に愛読した坂口安吾の言葉を集めた本書を読んだ。
坂口安吾は「ただ、生きているだけだ。それだけのことだ」(22頁)「苦しめ、そして苦......
詞集 たいまつ〈1〉 (評論社の新書 (114))
この本は詞集で、短い文からなる筆者の評論をまとめたものです。「詩」ではなく「詞」で、理解する上で文学的に高度な表現が用いられていることはありません。1行1文からなる詞もあれば10〜20行に及ぶものま......
苦味(ビター)を少々―399のアフォリズム (集英社文庫)
谷沢永一氏が強く推薦していた箴言集です(アフォリズムとは簡潔鋭利な評言を指します)。短い言葉の中にチクリと心を刺しながら、クスリと笑いを誘う箴言が詰まった秀逸な一冊です。目次から読み取れるテーマは......
侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)
芥川龍之介は 日本の近代文学者の中でも最も知的な作家だったと思う。
彼が初期に書き上げた 王朝物など 日本の古典から作り上げた作品は 工芸品の様に精緻で 読んでいて その美しさにはめまいを覚え......
歴史のしずく - 宮城谷昌光名言集 (中公文庫)
宮城谷先生の世界は深い。
極貧で、苦しまれたからだと思います。これは、数々の宮城谷作品から、これぞ!と思われる名言を集めた本です。宮城谷著の作品は、本の文体・内容・質は勿論ですが、なんといっても読者......
幸福の言葉
友の影響の本。
最初はうちの祖母の誕生日プレゼントの一つに買ってあげたのですが、今年の春に永眠したので、今は私が祖母のつけた折り目や栞の箇所などを辿りながら何度も読み返しています。
おしゃれ......
刺さる言葉―目からウロコの人生論 (角川oneテーマ21)
日垣さんが好きなら、読むといいです。彼のファンブックとも言えます。
ただ、ほかの彼の本を読んでいない場合はあまりおすすめしません。
あと世間知らずな人や心がきれいな人も読むのをやめましょう。この本に......
不合理ゆえに吾信ず
雄高、未完の大作『死霊』以前に発表のアフォ〜リズム集っす!小説『死霊』を支えまくりな中心概念「自同律の不快(「俺」は「俺」だ、「A」は「A」だ、と言い切ることへの不快感っす!)」を雄高独特難解ハニー......
森瑤子が遺した 愛の美学 (集英社文庫)
一年半、付き合った人と別れた直後に自分の気持ちがどうしようもなくて読みました。森瑤子の小説の中から、様々なフレーズが抜粋してあり、その出典が書かれています。男と女の永遠の溝、人生半ばしてわかる哀しみ......
ゲーテ格言集 (新潮文庫)
本書は、ドイツ文学、ひいては世界文学に大きな影響を与えたゲーテの著作の中から、
大小の様々な格言、砕いて言えば人生の応援メッセージを集めたものです。
格言はスケールの大きなものから、生活の知恵程度の......
ドイツ人のバカ笑い―ジョークでたどる現代史 (集英社新書)
ドイツ人のジョークはつまらないというの世の通説。しかしながら、なかなかどうして、結構笑えるジョークがあった。原著から半分ぐらいに厳選してあるということで、10個に1個ぐらいのペースでは笑えた。読むと......
象は世界最大の昆虫である (白水Uブックス)
バカロレア珍回答も吹っ飛ぶ破壊力満載のガレッティ先生失言集。
本当にインテリなのか不審に思う位の失言っぷりなんだけど
可笑しくて笑える所がグー。
脳内麻薬も出まくります。極東の政治家もびっくりするよ......
象は世界最大の昆虫である―ガレッティ先生失言録
「冗談はマジメに言うのが一番面白い」とは言いますが、ドイツの本当のインテリであるガレッティ先生が、冗談としてではなく素でこれを言っている(らしい)ので、そのナンセンスの破壊力は凄い。他のレヴュアーの......
ミニマ・モラリア―傷ついた生活裡の省察 (叢書・ウニベルシタス)
巷に溢れる「現代社会に物申す」系の発言は、なぜ効力を持ち得ないのか。
それは根本を疑っていないから。例えば、いわゆる「マナー」や「マニュアル」の類につきまとう胡散臭さはどこから来るのか。正しい「マナ......
眠れぬ日々のために
まず、新潮文庫の「ゲーテ格言集」の方が100倍良い。
以下、本書について。
訳し方があまりに幼稚過ぎる。いくらゲーテを等身大に感じてもらおうという魂胆があっても、これはやり過ぎだろう。読むに耐えな......
ノア・ノア―タヒチ紀行 (岩波文庫)
タヒチでだらだらしているゴーガンの厚顔無恥な姿を垣間見れて楽しいし、嬉しい。嬉しいなったら嬉しいな、楽しいなったら楽しいなって感じ。なぜ、ゴーガンがこんなフランス領とはいえ、はるかタヒチくんだりま......
ジョルジュ・サンドからの手紙―スペイン・マヨルカ島、ショパンとの旅と生活
ショパンが愛したジョルジュ・サンドはいったいどんな人だったんだろうと思い、購入した。「ショパンの生涯」を読み終え、さっそくサンドの書簡を読んでみた。途中でやめてしまう。どうしてだろう。なぜかこの本で......
ノアノア (ちくま学芸文庫)
ヨーロッパを逃れて
はるばるタヒチまで来た。
63日の航海だったと。
ゴーギャンは随所にヨーロッパを感じて
げんなりするが、
文章からは、タヒチの人々の
固有の雰囲気が、染み出るように感じられる。
......
セルフポートレート―異国にて
紀行エッセイ。完全なノンフィクションではなくて、あとがきにある作者本人の弁によると“彩り”や“オチ”が加えられているという。
その国の歴史的・文化的な特徴や自国との比較といったような説明的な記述は皆......
サン=ジェルマン=デ=プレ入門
80年代にも日本語版が出版されたようですが、古本屋でもあまり見ないので、あらたに日本語版が出たのを知ったときは非常に嬉しかったのですが……
軽薄で煮えきらない本の作りに、残念な気分になりました。
......
ランボオの手紙 (角川文庫)
詩人アルチュール・ランボーが親交のあった知人宛に送った書簡集。その中にはポール・ヴェルレーヌや両親(家族)に宛てた手紙も含まれる。ランボーの母親がヴェルレーヌに送った手紙は興味深い。手紙はランボーが......
ゴンクールの日記
あのゴンクール賞をつくった兄弟の日記。 1851年に始まり、1895年にいたるまで、有名人は すべて登場する。フロベール、ユゴー、ジョルジュ・サンド、ゾラなどなど。これらの人々、また知人の真の性格、......
ゲーテ格集 (新潮文庫)
本書は、ドイツ文学、ひいては世界文学に大きな影響を与えたゲーテの著作の中から、
大小の様々な格言、砕いて言えば人生の応援メッセージを集めたものです。
格言はスケールの大きなものから、生活の知恵程度の......
両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)
寺山さんの本を他にまだ読んだことがなく、この本が初めてでした。
なので、下に書いておられる方もいらっしゃいますが、言葉一つ一つがいきなり出てくる印象で、理解できない言葉も多々ありました。
とはいえ、......
人間というもの PHP文庫 (PHP文庫)
『竜馬が行く』『坂の上の雲』などの膨大な作品群によって、人間とは何か、日本とは、日本人とは何かと問い続けた国民的作家司馬遼太郎。
本書は、「人間を考える」というテーマで、同氏の作品群の中から、選び......
何用あって月世界へ―山本夏彦名言集 (文春文庫)
この本の中には、一行読むだけで笑っちゃうような名言があるのですが
コラムでの折角の美しい日本語の文章が省かれているのは、少し勿体無い気がします。
「山本夏彦ってどんな人?」
と、著者に興味があ......
新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)
「男女平等」なんてことを歌い始めてまだ時が浅いんだなぁと思いました。
「女」ってあんまりな言われようです。
そこに腹が立つか?と言われればそんなことない。
女のおかしさに、ニヤリとさせられます。
......
ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)
内容のすごさはいまさら言うまでもないのだが、翻訳が悪い。角川文庫の吉川浩訳と読み比べると、冗長で味消しの部分が多く、魅力を損ねている。こっちのほうがメジャーなのだろうが、ファンならずとも、角川文庫の......
臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)
プラトン哲学も高等数学も、結局文章や数式以前に、人間の対話ありきで深めら
れてきた。現代の理系学生たちに、これだけ理想的な教師像は無かったのでは。
結局森「教授」が誕生することはなかった日本のアカデ......
寺山修司名言集―身捨つるほどの祖国はありや
映画を作ればこんなものは映画ではないと言われ、演劇を作ればこんなものは演劇ではないと言われたにもかかわらず世界的な賞を多く受賞した寺山修二の天才的なメタファー(隠喩表現)には現代でも私をしびれさせた......
臨機応答・変問自在〈2〉 (集英社新書)
前作より質問のレベルが上がっており、回答にもはぐらかしが少ないので楽しめますね。
しかし森博嗣氏の物の考え方は本当に個性的で、かつユニークです。どんな作家やエッセイストでも、大抵は似たような思想、発......
Dictionary【ディクショナリー】
何気に本屋さんでかわいい表紙に見せられ、めくるめくるうちにどっぷりと
その世界に入っていけました。
コトバひとつでこんなに前向きな自分とは違った視点で考えれる
そんな意味を頭の片隅においていると毎日......
夢で会いましょう (講談社文庫)
当時の売れっ子作家と(86年はまだノルウェーの森は出ていないということになります)「おいしい生活」の糸井重里の混ぜ合わせエッセイ。出版社の偉い人が思いつきそうな企画ですね。サーファー、シティ・ボー......
酔古堂剣掃(すいこどうけんすい) 「人間至宝の生き方」への箴言集 (PHP文庫)
東洋人が、いかに身の回りの自然や生活用品を象徴化し、自己を哲学的にして芸術的で、美的な空間に位置づけたかが、よくわかる作品です。
老舗の日本料理屋などに行くと、インテリアやそのデザインになつかし......
マーフィーの法則―現代アメリカの知性
「21世紀版」なんてものも出ているらしいが、結局はこれ! 「失敗する可能性のあるものは、失敗する!」、これに尽きる。数あるアメリカの経営書の中でも、最も実践的な一冊だと思う。一番、当たっていると思......
ネイティヴ・スピーカーも思わず吹き出す! 1日1分半の英語ジョーク
よくもまぁこんな事を考えつくなぁと、思いながらも、爆笑です。
かなり頭を使ったものもあり、なにかの時に使ってみると、その場がなごみます。人生は、この本ぐらいのノリでいった方が、うまくいくのかなと思い......
路に落ちてた月―ビートたけし童話集 (祥伝社黄金文庫)
文庫でこのサイズ、読みやすそうなのでふと手に取りましたが結構おもしろかったです。
1ページにひとつのエピソードでその集まりなのですが、作者ならではの鋭い?視点が新鮮でした、ときにシュールです。
映画......
なぜ生きるんだ。―自分を生きる言葉
つらいことが続いた。生きていくことがつらくなった。そんな中で学生時代に愛読した坂口安吾の言葉を集めた本書を読んだ。
坂口安吾は「ただ、生きているだけだ。それだけのことだ」(22頁)「苦しめ、そして苦......
詞集 たいまつ〈1〉 (評論社の新書 (114))
この本は詞集で、短い文からなる筆者の評論をまとめたものです。「詩」ではなく「詞」で、理解する上で文学的に高度な表現が用いられていることはありません。1行1文からなる詞もあれば10〜20行に及ぶものま......
苦味(ビター)を少々―399のアフォリズム (集英社文庫)
谷沢永一氏が強く推薦していた箴言集です(アフォリズムとは簡潔鋭利な評言を指します)。短い言葉の中にチクリと心を刺しながら、クスリと笑いを誘う箴言が詰まった秀逸な一冊です。目次から読み取れるテーマは......
侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)
芥川龍之介は 日本の近代文学者の中でも最も知的な作家だったと思う。
彼が初期に書き上げた 王朝物など 日本の古典から作り上げた作品は 工芸品の様に精緻で 読んでいて その美しさにはめまいを覚え......
新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)
「男女平等」なんてことを歌い始めてまだ時が浅いんだなぁと思いました。
「女」ってあんまりな言われようです。
そこに腹が立つか?と言われればそんなことない。
女のおかしさに、ニヤリとさせられます。
......
マーフィーの法則―現代アメリカの知性
「21世紀版」なんてものも出ているらしいが、結局はこれ! 「失敗する可能性のあるものは、失敗する!」、これに尽きる。数あるアメリカの経営書の中でも、最も実践的な一冊だと思う。一番、当たっていると思......
ネイティヴ・スピーカーも思わず吹き出す! 1日1分半の英語ジョーク
よくもまぁこんな事を考えつくなぁと、思いながらも、爆笑です。
かなり頭を使ったものもあり、なにかの時に使ってみると、その場がなごみます。人生は、この本ぐらいのノリでいった方が、うまくいくのかなと思い......
ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド
ハードカバーですが,辞書サイズなので,それほど邪魔になりません。神話やファンタジー小説の「お約」用語についての辞書として使えます。ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんは元トールキンさんの弟子だったという......
悪魔の辞典 (角川文庫)
たまに誤解されている場合があるようですが、本書『悪魔の辞典』は悪魔とタイトルにありますけど、いわゆるオカルトの妖しい本ではありません。じゃあ辞典と言っているからには辞典なのか、というと……一応は辞典......
筒井版 悪魔の辞典
悪魔辞書が読みたいが、英語は嫌いさ!ってな人にうってつけな本!筒井さんの説明文というか訳文は、洋書を汗かきながら訳した僕は尊敬の念をあらわにせずにはいられませんでした。さすが同志社大学卒業してるだけ......
世界一の毒舌家マーク・トゥエイン150の言葉
世の中、とにかくスウィーツだらけ、本にしても癒し、純愛、励まし・・ちょっとうんざり・・の中で古典中の古典ハックやトム・ソーヤーのトゥエインの言葉たち、今さらながらに見直しました。真実の辛口ユーモア・......
かみさまへのてがみ
高校時代に好きだった女の子が 僕の誕生日に贈ってくれた本である。その事実だけで 星が5つになってしまう感傷を許されたい。
嬉しくて 訳が谷川俊太郎であったことに気がつくのに数年かかったような記......
魂の錬金術―エリック・ホッファー全アフォリズム集
良書。中本さんの訳も、原文に忠実でありながらも、日本語としてこなれている。原書では2冊だったものを1冊にまとめているので、お得感もある。
本書の箴言から、いかにもホッファーらしい箴言を抜き出し......
英語の迷言・放言・大暴言 (丸善ライブラリー)
著書の内容構成は、著名な人物の発言や広告のもんくなどが英語と和訳付きで紹介され、その後ろに著者のコメントが続く。これが…ウケル!ユーモア満載でお題が英語というりに、英語のできないひとも楽しめる一冊!......
ちょっと面白い話 (旺文社文庫 568-4)
とにかく面白かったです。短編ともいえない本当に短い文章の寄せ集めでしたが、ぜんぶ良かったです。笑えるものあり、ふと考えてしまうものあり、一ページ一ページにつめ込まれた物が本当に素晴らしかったです。文......
笑いを楽しむイギリス人―ユーモアから見えてくる庶民の素顔
イギリス人のユーモアの面白さがわかる。また、いろいろな新聞等の文字化されたジョーク、ユーモア、記事、会話に、イギリス人の微妙な深層心理と文化・社会状況をみる。単なる文化論ではなく、イギリス人の気質を......
忘れられたバッハ (ハヤカワ文庫NV―ユーモア・スケッチ)
アメリカユーモア短編集の傑作です。ものすごく水準が高いし、何より楽しいんです。ユーモアってそこまでと思っていたんですが、この作品ではまりました。...
もつれっ話 (ちくま文庫)
れんが書房新社から以前出ていたものの文庫化です。ルイス・キャロルの筆名で一般には知られるオクスフォードの数学者ドジソンが、数学パズルをそれぞれもつれた会話に包み込んで、10編の楽しいお話に仕上げまし......
若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)
天使にラブソングを2のDVD(LD)で、
リルケの若き詩人への手紙の一節の引がでてきました。
若い人が、芸術への道を進むかどうか悩んだときに、
読むのと役に立つことがわかりました。
この本を読ん......
イタリア紀行 下 岩波文庫 赤 406-1
下巻は、もともとの『イタリア紀行』出版の12年後、イタリアを旅してから40年後の1829年に出された「第二次ローマ滞在」の翻訳。書簡形式を取っており、ローマで見たもの聞いたもののほかに、ゲーテの思......
イタリア紀行 上 (1) (岩波文庫 赤 405-9)
1786-88年にイタリア旅行を行ったゲーテが、1816-17、29年に旅行記としてまとめたもの。旅行の際につけていた日誌や書簡を下敷きにしてはいるが、30年たっての刊行ということもあり、ずいぶん......
イタリア紀行 中 (2) (岩波文庫 赤 406-0)
下巻は、もともとの『イタリア紀行』出版の12年後、イタリアを旅してから40年後の1829年に出された「第二次ローマ滞在」の翻訳。書簡形式を取っており、ローマで見たもの聞いたもののほかに、ゲーテの思......
フィレンツェだより (ちくま文庫)
リルケの原文はドイツ語で書かれている。森はそのフランス語訳を日本語に訳している。つまり、これは重訳の産物である。しかし、そんなことはつまらないと思わせるほど、この本は魅力的だ。リルケの青春の書が4......
ヘッセ 魂の手紙―思春期の苦しみから老年の輝きへ
「車輪の下」で有名なヘッセの、少年期から、老年期までの手紙を厳選して紹介しています。とくに最初のほうの、学校を中退したヘッセがいろんな仕事をしながら独学で自分を鍛えていく箇所は、感動的です。ひとつひ......
ヘッセからの手紙―混沌を生き抜くために
本書はヘッセの書簡集で、友人や家族や読者に宛てた181通の手紙が掲載されている。なかにはロマン・ロランやトーマス・マン、シュテファン・ツヴァイクなどへの手紙も含まれているが、無名の真摯な読者に対する......
未来の国ブラジル
世界文学でよく知られているドイツ語圏の作家、シュテファン・ツヴァイクの作品。この、ブラジルを称えた「名作」を日本語で読めるのは素晴らしい。原典は、ポルトガル語やフランス語など、複数の言語に翻訳され......
ベンヤミン アドルノ往復書簡 1928‐1940
彼らの往復させた書簡121通を収録している。
ベンヤミンとアドルノの複製技術と資本主義における対決を恣意的に参照したいときに本書は役立つだろう。
この書簡のやり取りの中には、彼らの生に近い感情が発露......
ゲーテ=カーライル往復書簡
ドイツの文豪ゲーテとイギリスの文豪カーライルの往復書簡集。
本書からはふたりの心温まる交流だけでなくゲーテ自身が自作についてどのような考えを持っていたのか詳しく述べられている。
エッカーマンの......
イタリア紀行〈中〉 (ワイド版岩波文庫)
下巻は、もともとの『イタリア紀行』出版の12年後、イタリアを旅してから40年後の1829年に出された「第二次ローマ滞在」の翻訳。書簡形式を取っており、ローマで見たもの聞いたもののほかに、ゲーテの思......
ケストナーの終戦日記―1945年、ベルリン最後の日 (福武文庫)
ー1945年を忘れるなーケストナーは言う「年代記は数を確証するが、人間を隠す。」歴史という年代記に対峙した人間観察の記録。1945年2月〜8月 ベルリンからマイヤーホーヘンを経てバイエルンへ彼は、い......
ペトラルカ=ボッカッチョ往復書簡 (岩波文庫)
桂冠詩人ペトラルカと、彼を師と仰ぐ『デカメロン』のボッカチオの往復書簡から、何本かを抜粋、和訳した文庫。
本書でも紹介されているように、自分の書簡集を編纂したこともあってかペトラルカ発の手紙は多く残......
ペトラルカ ルネサンス書簡集 (岩波文庫)
14世紀に活躍したイタリアの桂冠詩人ペトラルカの書簡から、23篇を選んだ選集である。
存命中に名声を望むことをいましめた書簡で幕を開ける本書は、さまざまなタイプの手紙を盛り込んでおり興味深い。
名声......
カルネ・ドゥ・ヴォワヤージュ―ジャン・フィリップ・デロームの「旅の絵日記」
デロームさの絵日記をのぞかせてもらえるなんて、なんという幸福!旅先のホテルの窓から見える景色。ひとけのないビーチ。オリエンタルな看板。東京の街の夜景すら、この人の手にかかればやわらかい空気を含むから......
アンダルシア紀行
『−いずれまた会おうや。
−そうだね、歩き回っているから、そう難しいことじゃないな。言っとくけど、アンダルシア全部をゆっくり、一歩一歩歩くつもりなんだ。』
自分を「風来坊」と呼び、いろんな土地の風......
アトラス―迷宮のボルヘス (^Etre・エートル叢書)
晩年になって世界各地を旅した盲目のボルヘスと
日系人の妻コダーマの2人を写した写真を中心に、
短い文章が添えられたこの本だが、
とにかく写真が美しく、
手元に置いて繰り返し眺める価値はある。
ボル......
ヴェネツィアの恋文
現存するアンドレアとジュスティニアーニの手紙を元にした
18世紀の切ない恋物語です。身分の違いから結ばれなかった
アンドレアとジュスティニアーニでしたが、その後も手紙の
やりとりが続き、二人の愛の物......
フェデリコ・カルパッチョの旅は、微笑む。 (知恵の森文庫)
相変わらず面白く、最初から笑いました。フェデリコも木暮さんも相変わらず。写真もいい感じ。ファンにとったらたまりません。次も楽しみ。「極上の憂鬱」「優雅な倦怠」なんて何度も読み返してボロボロです。最初......
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